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とりとめもなく、日常のひとこまを綴る写真雑記


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テリ・ワイフェンバックを観にクレマチスの丘へ

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 ご無沙汰しています。爽やかな5月はどこへやら。毎日暑かったりどんよりしたりで気分が上がりませんね。
 先週、クレマチスの丘の中にあるIZU PHOTO MUSEUMへ、テリ・ワイフェンバックTerri Weifenbachの写真展「The May Sun」を観に行ってまいりました。もっと早く行きたかったのですが、ここは三島駅からバスで約25分という、MOA美術館以上に自力で行くにはハードル高い場所なのです。くま夫がゆっくり休める時期を待って、旅行がてら車で連れて行ってもらいました。

 テリ・ワイフェンバックは1957年生まれのアメリカの写真家で、この写真展が国内外の美術館としては初となる個展だそうです。知る人ぞ知るといった感じなんでしょうか。私も知ったのはつい3年前でした。六本木で大好きな川内倫子さんとの往復書簡のような写真展「Gift」を観たのでした。この時は、主には川内倫子さんの写真ででしたが、久々に写真展でドキドキしたことを覚えています。あまりによかったので、高かったけどこの展示の写真集は買って帰りました。その記憶があったので、春先にこの写真展の情報を知ると、頭の中の観たいものリストに入れました。
 テリ・ワイフェンバックの写真は、上にも書いたように3年前に観たのしか知らないので、あまり詳しくはないですが、自然の写真、とは言っても、どこにでもあるような身近な風景が主。ボケを多用した、しかも不思議なフォーカシングの写真のようなので、今回はどんな感じなのか楽しみでした。2015年にIZU PHOTO MUSEUMに長期滞在した時に撮られた新作 The May Sun シリーズは、まさにその感じ。誰にでも撮れそうで、きっと撮れない、何かが潜んでいるように思えます。
 写真展の構成は、公式サイトやフライヤーやネットでの紹介記事を見ても、The May Sun シリーズと、亡き母の故郷パレスチナに咲く花の19世紀の押し花帳を元に制作された The Politics of Flowers しか詳しくは書かれていません。ですが、入ってすぐのところには、過去に刊行された彼女の写真集もいくつか飾ってあり、初写真集 In Your Dreams は、おそらくその写真集のページそのものがかなりの枚数(もしかしたら全頁)展示してありました。今は絶版だそうなので、こちらも必見です。

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(エントランス)
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(エントランス横)

 写真展そのものとは別に、この美術館の建物自体も見ものです。リニューアルされたMOA美術館を担当した杉本博司さんらが手がけているのです。内部は撮影禁止でしたが、ベンチの足がガラスだったり、入り口まで敷きつめた瓦がMOA美術館と同じだったり、古代の石室のような坪庭があったり、杉本博司さんの世界が好きな方も行く価値ありだと思います。

 本当は、行くちょっと前までは天気がよくて、以前川内倫子さんの個展を観に行った時のクレマチスの丘がとても写真映えするところだったので、久しぶりにローライフレックス持ち出して写真撮る気満々だったのですが、当日はけっこうな雨になってしまい、ローライはフィルムを入れることすらありませんでした(涙)。ちょっとお高めですがレストランなども充実してるので、一日がかりで行っても、写真撮ったり食べたり飲んだりして楽しめると思います。今回載せたのはiPhone写真です。クレマチスの丘なのに、肝心のクレマチスはiPhoneで一枚も撮ってなかった(笑)
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(ここでは食べてないけどイタリアンレストランの入り口)






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Commented by わお at 2017-05-25 18:30 x
麗子さん,お久しぶりですね。
この写真家は存じ上げませんでしたが,作品の画像を調べたところ,とても懐かしい感じを受けました。
それは,あの頃。
そう。まだブロードバンドもネット通販も存在しない,せいぜいISDNの時代。そんなネットの黎明期に,夜な夜な某掲示板に集っていたあの頃。
麗子さんは,その頃から,こんな写真を撮っていらっしゃったような気がしました。
ひととき,タイムスリップした(若返った)感じ(^^;)
あの頃から,麗子さんの写真の感性は,際立っていましたよ。

昨年,伊豆方面に出かけたときは,修善寺の紅葉と,家内の趣味の「ガラスと工芸美術館」を観てきましたので,次回はMOA美術館もクレマチスの丘にも,足を伸ばしたいと思っています。

麗子さんは,あの頃と今とで,どちらがお好きですか?
私は,興味関心あるものや情熱は当時とは違っていますが,同じように音楽を,美術を楽しんでおります。
当時も,そして今も。←成長していない(^^;)
Commented by viewfrom at 2017-05-29 23:38
わおさん、こんばんは。
返信遅くなってごめんんさい。
いつもコメントありがとうございます。
ネット始めた頃、まだデジカメの性能も画素数も低く、
撮影の知識も技術もなく、ただ闇雲に撮っていた頃、
懐かしいですね。
あの頃は不思議と、気持ちの入る写真が撮れていた気がします。
今もテリさんや川内倫子さんの写真みたいなのは憧れです。
が、川内さんにしても、今の作風は以前とは少し違っていて、
どちらも川内さんには変わらない。
自分も見た目は少し変わっても、変わらない何かがあるのならいいな、と思います。
by viewfrom | 2017-05-24 23:44 | アート | Comments(2)